初診日が大事なわけ

障害の原因となった傷病の初診日に加入していた制度によって受け取る金額が決まってしまいます。
※初診日とは・・・障害の原因となった傷病について初めて医師の診療を受けた日

 

厚生年金 国民年金 障害の程度
障害厚生年金1級 障害基礎年金1級 重い


軽い
障害厚生年金2級 障害基礎年金2級
障害厚生年金3級 3級はない

※国民年金に3級はありません(1,2級のみ)

例えば
初診日に国民年金に加入されていた方が、
障害等級1級に認定されれば、障害基礎年金が支給されます。

初診日に厚生年金に加入されていた方(主にサラリーマンなど)が、
障害等級1級に認定されれば障害基礎年金障害厚生年金両方が支給されます。

今現在、厚生年金に加入されている方であっても初診日に国民年金に加入していれば障害基礎年金を受け取ることになってしまいます。

 

20歳前傷病による障害年金

20歳前に障害の初診日があり、何の年金制度にも加入されていなかった場合は、障害基礎年金を請求することができます。

 

要件

  • 初診日が20歳未満である
  • 20歳に達した日に障害等級の1級又は2級に該当している。
    (障害認定日が20歳に達した日の後である時は、障害認定日に障害等級の1級又は2級に該当していること)
  • 納付要件は問われない。
  • 65歳までに請求すること。
    (老齢基礎年金の繰り上げ支給を受けている人は、事後重症による障害年金の請求はできないので、注意が必要です。)

 

納付要件が問われない分、ある一定の制限がかかります。

  • 労働者災害補償保険(労災)による年金給付など、その他政令で定める年金給付を受けることができるとき。
  • 刑事施設・労役場・少年院などに収容されているとき。
  • 懲役、禁錮、拘留の刑などの執行などのため監獄に拘置されているとき
  • 日本に住所がないとき
  • 所得により支給制限有(停止期間・・・その年の8月~翌年7月まで)
    ○前年の所得が462万1千円を越える場合
    (扶養親族有の場合は1人につき38万円加算)
    ○前年の所得が360万4千円を超える場合
    1/2が支給停止扶養親族有の場合は1人につき38万円加算)

 

ポイント

初診日から1年6カ月後の障害認定日が20歳の場合
⇒ 20歳に達したらすぐに障害年金の申請ができる。

初診日から1年6カ月後の障害認定日が20歳である場合
⇒ 障害認定日後に障害年金の申請

※20歳前であっても、初診日に厚生年金加入の場合は、所得制限などは行われず、通常の障害厚生年金の請求となります。

 

特別障害給付金

初診日がかなり前の場合でも「特別障害給付金」という制度があることをご存じですか。

 

支給の対象となる方

  1. 平成3年3月以前に国民年金任意加入対象であった学生
    (大学生、専門学校生、短期大学生など・・・)
  2. 昭和61年3月以前に国民年金任意加入対象であった被用者等の配偶者(サラリーマンの妻など)であって、当時、任意加入していなかった期間内に初診日があり、現在、障害基礎年金の1級、2級相当の障害の状態にある方
    (65歳に達する日の前日までに当該障害状態に該当された方に限られます。)

 

支給額

障害基礎年金1級
相当に該当する方
平成26年度基本月額49,700円(2級の1.25倍)
障害基礎年金2級
相当に該当する方
平成26年度基本月額39,760円

※請求した翌月から支給となります。
※一定の所得額以上の場合は、半額または全額が支給停止となるなどの制限がかかりますのでご注意ください。