脳脊髄液減少症

車で走行中、追突事故に遭った。事故直後は事故を起こしたということで気を張り詰めていたせいか、身体的症状を自覚することなかった。しかし、その日の夕方から耐え難い頭痛、吐き気に襲われたため翌日に病院へ行ったところ、頚椎捻挫との診断であった。手に力が入らないなどの強い症状も現れていたが病院でMRIなどの検査をしても異常が見つからなかった。その後も頭痛や首の痛みから接骨院等を受診し、継続的に治療を行っていたが病状は一向によくならなかった。ある日、病院から脳脊髄液減少症ではないかと言われ専門医を紹介された。専門医による検査の結果、脳脊髄液減少症と診断された。頭痛、めまい、目のかすみ、全身の倦怠感、脱力感、手足のしびれなどの症状がひどく歩行困難となり、車いすを使用する生活を余儀なくされた。そのため、日常生活は家族の者に介助される状態であった。脳脊髄液減少症の認定において一番重要なところは、肢体の診断書の日常生活の判定の部分である。そのため、ヒアリングをしっかりと行い、医師に日常生活についての報告書を作成した。遡及の1級認定が届き、ご家族ともに大変喜んで頂けた。

遡及:障害基礎年金1級