両感音性難聴
めまい、嘔吐に襲われ、立っていることもできない程の状態に陥り、病院を受診した。その時以来、聴力が著しく低下し、補聴器を作るなど日常生活においても補助具が必要となった。申請の為に書類を整えようとしたのだが、初診日が今から30年以上も前であるため、病院側はカルテの保存はないとの回答であった。初診日の確定について難航した案件であったが、無事に2級認定となり喜ばれた案件であった。障害年金という制度を知らなかったと話す感音性難聴の方に多く出会ってきた。この方も、もっと早い時期に障害年金の制度を知っていれば、申請し認定が取れたはずであった。制度を知らなかったというだけで、受け取れるはずの年金を受け取らずに過ごしている方は、まだ多く存在しているのだと、障害年金という制度の周知活動の必要性等を改めて感じた案件であった。
認定:障害基礎年金2級