精神遅滞

生下時より精神遅滞であったが、小学校を卒業するまで周囲に気が付いた者はいなかった。中学校卒業の時に担任から障害者雇用の就職先を勧められた。社会に出てからも詐欺に遭ったりするなどトラブルが絶えず、安定した就労はできなかった。ご家族から相談があった時に、まずは療育手帳を取得されることをアドバイスし、その後、障害年金を申請するための病院の受診等、一連の流れもその都度アドバイスしながら進めていった。申立書は、出生から現在までの日常生活での家族のサポートを中心に作成した。軽度精神遅滞は行政機関でも、障害年金は受け取れないと説明をするところが多いが、そんなことはなく、しっかりとした書類で申請をすれば認定は取れる。特に軽度精神遅滞の方は、自分の権利として障害年金を申請してほしいと願うばかりである。

認定:障害基礎年金2級