統合失調症

学生時代に統合失調症を発症した。日増しに病状は悪化し、何度も学校を休学した。下宿先はごみの山になり、着替えもせず食事もろくに取らない生活となった。実家に戻ってからも病状は悪化の一途をたどり、入退院を繰り返した。病状がひどい状態の時は障害年金の申請をしようという気持ちにもなれなかった。その後、少し落ち着いてから障害年金の申請を両親が行ったが、遡及分については不支給決定、今後の年金の受け取りについては2級の決定が下った。決定について不服ではあったが、国の決めたことだから仕方がないと諦めていた。しかし、どうしてもこの辛い状況を国が認めなったということに対して納得がいかず、審査請求のご相談をうけた時はすでに期限が迫っており、審査請求までに残された時間は10日程度であった。期限のこともあったため受託することを随分悩んだが、ご両親の熱意に応えようと思い期限の迫った案件を受託した。提出した書類を確認すると診断書には足を引っ張る様な記載がいくつも見受けられた。急きょ、夜にヒアリングを行い、すぐに書類を整え、審査請求を行った。処分結果は棄却。その後、再審請求に挑み、遡及分2級認定、今後の年金については1級に処分変更となった。決定の報告について、大変喜んで頂き、私自身も納得の結果であった。

認定:遡及  障害基礎年金2級
     及び  障害基礎年金1級へ処分変更